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十三佛の仏画

亡くなられた方は、あの世で閻魔大王や十王にお会いし、来世への行く先を決めていただくとされています。残された家族は追善法要を行いますが、その際に、以下のような十三佛の手助けを受けて極楽浄土へ導いていただけるといわれております。
①不動明王(初七日)
亡くなられた方が、死後の世界に旅立つ際に現世に未練を持たないように、不動明王の剣で迷いを切り、縄で迷っている者を縛って救い、冥界に引き込む役目をしてくださいます。
②釈迦如来(二七日)
その大いなる力で、すべての人々を救ってくださいます。修行をしていない者の旅立ちの際には、本来の教えを説いてくださいます。
③文殊菩薩(三七日)
智慧の仏様で、釈迦の重要な弟子として普賢菩薩とともに「釈迦三尊仏」の脇侍をつとめます。「智慧の文殊・慈悲の普賢」と呼ばれています。右手に知恵を象徴する宝剣を、左手に経典を持っています。
④普賢菩薩(四七日)
慈悲の仏様で、仏の理性をあらわし、特に慈悲をつかさどる仏とされ、文殊菩薩とともに「釈迦三尊仏」の脇侍をつとめます。やさしいお顔をされています。
⑤地蔵菩薩(五七日)
釈迦の入滅後から弥勒菩薩が現れるまで、六道で苦しむ衆生(しゅじょう)を教化・救済する菩薩とされています。
⑥弥勒菩薩(六七日)
釈迦如来に教化されて未来に仏陀になることが約束された菩薩で、天上界の兜率天で修業し、釈迦の入滅後56億7000万年後に現れて人々を救済すると言われています。
⑦薬師如来(七七日)
仏教における仏像安置形式のひとつの「薬師三尊」の中尊(中央に安置される仏像)で、左脇侍として日光菩薩、右脇侍として月光菩薩が配され、眷属(けんぞく)として十二神将が配されています。薬師瑠璃光如来とも呼ばれ、人々の病患を救うことを誓った仏様で、医薬の仏として信仰されています。
右手は施無畏印を結び、左手には薬壺を持っておられます。
⑧観音菩薩(百ケ日)
観音菩薩は、人々の苦しみの声を聴き、そのような人たちを救ってくれる仏で、勢至菩薩とともに「阿弥陀三尊」の左の脇侍をつとめます。
⑨勢至菩薩(一周忌)
観音菩薩とともに「阿弥陀三尊」の右の脇侍をつとめます。智慧の光によって人々の苦しみを取り除くとされ、宝冠のなかに宝瓶を乗せておられます。
⑩阿弥陀如来(三回忌)
阿弥陀如来は、四十八願をかけて厳しい修行をされた末、悟りを開いて如来になられた仏様で、阿弥陀如来を信じる者は、みな極楽浄土へ往生できるとされています。
⑪阿閦如来(七回忌)
阿閦とは「揺るぎないもの」を意味し、迷いに打ち勝つ強い心を示しています。阿閦如来は、左手は衣服の端を握り、右手は指を伸ばして右膝に伏せて置き、指先が地に触れているのが特徴で、これは強い決意の心を表しています。
⑫大日如来(十三回忌~二十七回忌)
摩訶毘盧遮那仏 遍照如来仏とも言われています。毘廬遮那とは「光り輝く太陽」を意味し、遍照如来と訳す場合もあります。密教において大日如来は、宇宙そのものの仏様で、太陽のように輝いていることから、このように名付けられています。根本の仏として位置付きけらており、他の仏像は装飾を身に付けていませんが、大日如来は宝冠や瓔珞・腕輪などを身に付け、髪も結い上げておられます。
⑬虚空蔵菩薩(三十三回忌)
虚空蔵菩薩は、広大で計り知れない宇宙(虚空)のような無限の智恵と功徳(蔵)を持った菩薩です。左手には福徳を表す如意宝珠を載せた蓮華を持ち,、右手には計り知れない記憶力と智恵を表す宝剣を持っておられます。

※画像は職方の許可をいただいて使用させていただいております。無断でのご使用はご遠慮ください。

 

サイズ [仏画色紙]約273mm × 約243mm 
[額:アクリル板付き]約415mm × 約380mm
価 格 各19,140(税込)